2021年6月1日

お久しぶりです。68期りんです。お忘れの方しかいない気がしますが、張り切って参ります。

このほど公開された"映像企画第三弾"に、ひなた役で参加しております。

色々設定はありますが、今回の作品は各々で世界観を想像する楽しさを感じていただけるタイプの作品かな…と個人的には思っております。

 というのも、この作品は台本を頂いて録音したものではないのです…!

事前に軽く決めた設定に則りつつ、知らない写真を見ながら相手役の浅井くんとアドリブで喋る。という方法だったので、なかなか対応力が求められました。初めてなので余計に戸惑った感もありますが…

自分の中から出た言葉が台本に乗っている分、セリフ棒読み、と言った感じはないはずでした本来!!!

が…やはり、自分が喋った内容とはいえ、台本にされるとセリフ感が拭えず自らの力不足を痛感しました。

もっとリアリティ、自然さ、起伏、なんでしょう、全てが足りなかった…反省がとても多いです。その分とても楽しかったです。

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さて、そこそこ話したので、個人的な感想など、書こうかなと思います。すこし長いのでブラウザバックしても…うーん。ですね。



さてさて、
今回お話を貰って、改めて俳優というものの難しさを感じました。
というのも、今現在学部4年生であるため、私自身メインの活動には参加しておらず、「呼ばれたらいくよ」のスタンスで在籍しておりました。

呼ばれたらいくよ、というのは、極論私という人間自体に需要が生まれなければ決して呼ばれることはないということと同義であると思っています。その需要が、単なる人数不足であれ、役者としての指名であったとしても。

常につきまとう不安感というのは、なかなか精神衛生上良くないものではありますが、自分勝手という魔物から解放してくれるものでもあるようで、当たり前のように劇団のメインメンバーであったときは、自分がキャストに選ばれないこと、自分が主役でないこと、与えられたセリフの量、、そういった問題に囚われて心が不安定になっていました。

しかし、良い作品を作る上では、誰が主役であるとか、自分の役の大小について考えを巡らす時間というものは非常に無駄であり、瑣末なことであります。それは、自分の価値やプライドに関わることであって、作品には何も関係がないことだから。

とはいえ呼ばれる、というのは、この上なく嬉しいものであります。必要である、という端的なアプローチであるからです。これは、頑張らなくてはいけない。

など色々思って臨みました。



とか、カッコいいこと言えたら、なんか、最高学年の劇団員風でかっこいいかなと思ったのですが、私はどこまで行っても愚かなままなのです。もちろん、嘘を書いたわけではないけれど、これだけを思ってたわけじゃないです。

呼ばれない苦しさ、呼ばれる喜び、自分の役を褒められた時の満たされる気持ち、自分の役を全うできた時に無限に広がる探求の気持ち、それに1度でも痺れて、憧れて、満たされてしまった人は、何度でもそれに溺れたくなってしまう。パブロフの犬のように、また痺れたいから、何度でも参加してしまう。

そんな感じに愚かな劇団員の独り言を何人が読んでいるかは分かりませんが、ただ、吐き出せる場所があることの大切さは伝わるかもしれない〜と気楽に考えて文字を書いています。

ダラダラと書き連ねましたが、これを読んだ誰かが演劇の世界に足を踏み入れるきっかけのきっかけくらいになれば、本望です。

もしかしたら、最後のブログ?になるかもしれないので挨拶しておきます。なんだかんだ言いつつ年度末に登場したら、笑ってください。(予防線)

これまでありがとうございました、またいつか。
68期 河野