2020年4月のいつだったか

すっかり曙の68期ってことを忘れてました自称りんです。

まぁ…なんと面白みのないはじまりの挨拶ですねえ……、それはさておき。

ほんとなら、今頃は(まだ見ぬ新入団員の方々と放課後の借り教室で稽古してたかも…な時期ですね。
のべつまくなし、最近COVID-19関連情報ばかりでゲンナリぐんにゃりなので、情報の濁流に呑まれない丘の上で欲しいときに欲しい分だけ、にしました。

ひとの上にひとをつくらず、と偉い人は言っていたけれど、毎日国会中継を見てると、ろくでもない人間がひとの上に立ってたんだな、と気づきました。
かと言って、自分は政治家になりたい願望などは全くないので、せめて投票に行って「自分たちをほんとうに考えてくれる人」を押し上げないとな、と。


りん、というのは大学に入ってから付けた、自分を守る殻のようなもので、昔は「真名(まな/しんめい)」を人に教えちゃいけないよ…なんて言うほど
に名前は大事なんですよ、だから私は大学に入ったときに殻を1個作りました。
あの時は、自分の名前に自信がなくて、女の子っぽくなりたくて、「かわいらしい何か」に、「男性に好かれる生き物」になれば、友達が
つくれるっていう、とーっても頭の悪いことを考えてて、でも、それって、気持ち悪いなーと、最近気づいたんですよ。真っ当な人間なら、誰に言われる
までもなく気づいたと思うんですけど、わたしは同じ曙に居る友人と2年間一緒に居て、やっと自分がだいぶ気持ちわ
るい奴だってことに気付いて、で、そしたら今までは、やらない言い訳ばっかり考えてたことに気付いて。


がんばらない理由っていっぱいあって、それがあればあるほど「やらない方向」に傾いていくんですよね。

がんばっても報われないこともあるけど、でも経験にはなるし、きっとどこかで役立つと思う。もしかしたら死の直前かもしれなくて、こ
んな時かよ!ってなるかもしれないけど、でもそれでも、たぶん、全く役に立たないことって1つもないと思う、んです、たぶん。

ぼろぼろの靴ってちょっとかっこいいじゃないですか、ピカピカの靴も好きだけれど、百戦錬磨の靴をいとおしく思ってくれる人もいると思う。
とかカッコつけてみるけど、なんだか書いてるうちにぐちゃぐちゃしてきてしかも書く内容がなくなってきて、何書こうかなーって思って焦ってるだけだ~。

わ~~どうしよう~~~。でも、こんな人間がいる劇団ってのも、多様性があっていいと思うんですよ、わたしはね。行き詰ま
ることもあるけど、ここで経験できることは、絶対無駄にならないし、ただ大学に通ってるだけじゃ絶対に得られないものを得ることができる。


つきなみな考えだけど、大人になったらできないことっていっぱいあって、テニスとかのスポーツは大人になってもできる。でも演劇
をするっていうのは、しかも同年代しかいない環境で演劇/お芝居をすることができるのって、高校か大学だけだと思う。高校に演劇部がなかったり、
お弱い同好会(偏見)だった高校だった人も多いと思う。私の高校もそうだった。3人しか部員居ないし、機材なんてないし。でも、大学なら、舞台でお
どったりできるくらいの広い舞台も組めるし、大学の施設のおかげで照明音響めちゃくちゃ良いもの作れるし、今までのすべてを大きく上回
るものをつくることも、できる。今は直接会えないけれど、この文章を読んでいるかもしれない未来の曙団員に向けて、ちょっとだけ曙の旗を振っておきます。



迷ったら、動いてみるって結構大事。
ほら、テスト前夜の大掃除とか。

ではまた会う日まで。
(写真:2019年4月新歓春公演より)
(写真:2019年4月新歓春公演より)