2018年3月30日

おはようございます

67期清野です。


今回の稽古の中で彼女が言った一言

「感情のことだけ考えとこう」


演劇をやってるからこそ出てくる言葉やな って思った。


演劇ってめっちゃ考える。

本を読んで、

役の性格、心情を考えて、

何故そこでその言葉を発するのか、

その言葉の裏にはどんな感情があるのか

その言葉を受け取ってどう感じるのか、


いっぱいいっぱい考える


じゃあ、それをどうすれば表現できるかを考えて、 

その役の感情を出すためにはまず自分の感情からと、

自分を見つめ直したりして、

自分って意外と何もないのかな とか思ったりして、

感情そのものがわからなくなったりしながら、


たくさんたくさん考える。


考えて考えて、

思考が止まらなくなっていって、

そうやっていっぱい悩んでたくさん迷って

時には傷ついて

自分て何やろうな って

なりながら

本に向き合う

舞台に向き合う

自分に向き合う

それが何よりも演劇をしてる瞬間で

演劇の楽しさだと僕は思う。


少し話は反れるけれど、

僕は生きることは 考えることだと思ってる。 

人間は他の生き物と違って本能じゃなく、考えて行動することができる唯一の生き物だから、

だから、たくさん考えて、いっぱい悩んでる姿はすげえ人間らしいなって思うし、

魅力的に映るし、

生きてるな、って感じる。


もう無理だ

わかんない、

って諦めて、考えるのを放棄して、

思考を停止させちゃうのは

寂しいし悲しいしそれはもう死んでるのと同じやん。  


演劇ってめっちゃ考える。


普通に生活してたら、絶対こんなこと考えないやろ ってとこまで考える。


それってめっちゃしんどいし、すげぇ苦しいし、

演劇を知らずに生活してたらどんなに楽だったか ってたまに思うくらい。

 


だけど、そうやって演劇でたくさん考えながら悩んで迷って傷ついて苦しんで、

嬉しくて喜んで楽しみながら、皆で1つの舞台を作る瞬間が、何よりも愛おしくてどうしようもなく大好きだ。

存分に睡眠をとるより、いい女を抱くより、うまい飯を食うより、何よりも

生きてるなって実感する。


最近は皆一人一人がたくさん考えるようになってて、

生き生きしてるのが目に見えて、

僕はマジで楽しい。


以上、

辛くて苦しくてどうしようもなく楽しい演劇の沼にハマっている清野でした。


拙い文章でしたが悪しからず。