2018年3月27日

次にブログを書くのはいつかなぁ、と思っていたら真っ先に指名されました。

というわけで、こんにちは。66期川本です。


3月26日(月)の稽古は白山交流館にて行いました。

昼間から借りることが出来たのでいつもより早い時間から集まり、いつもの拍手回しに加えて演出直伝の「エナジーじゃんけん」を。どんなじゃんけんかは、ご想像にお任せします笑



そしてウォーミングアップを済ませた後は、役をシャッフルして全シーンの通しを行いました。

個人的には様々な角度からお芝居を見直すことが出来てとても新鮮でしたね。

特に、私が演じる役を演出が担当していたので参考になりました。吸収して、体に落とし込む…のは、そう簡単ではありませんが。もっと精進せねばなぁと思わされました。



さて。

あと2週間経ったら、ついに黒部屋期間に突入です。


1月末にレパ(台本)が決まり、2月中旬にキャストが確定し、ほぼ毎日稽古に勤しんだ3月を駆け抜け、今も紆余曲折を経ながら4月を迎えようとしています。


全員が同じ方向を見て足並みを揃えるということは、簡単なようで難しい。


それぞれの考え方があって、その人なりの正解があって、でも上手くいかなくて、ぶつかり合って、くじけて。それは集団なら当たり前のことだと思います。人間だから。


ただ、たとえくじけても。それでもやっぱり同じゴールを目指したい。とも、思うんですよね。人間だから。



先日、曙の数人と夜桜を見に行った時に、ある和歌が思い浮びました。



「もろともに あはれと思へ 山桜

花よりほかに 知る人もなし」

(意味:山奥にただ一人、桜の花以外に知り合いはいない。だから山桜、共に孤独を分け合ってくれ。)



今話題の映画「ちはやふる」でも取り上げられた有名な和歌で、劇中ではこの歌を



"あなたが居れば 私は頑張れる"



と、意訳しています。


孤独を分かち合える仲間がいれば頑張れる、という意味に捉えた主人公が放ったセリフなのですが、あの日仲間と一緒に桜を見て何となく共感できた気がしました。



もし誰かがくじけたら、その人の頑張れる理由…とまでいかなくても。

支えられたらいいなと思います。先輩として、一個人として。



少し長くなってしまったので今回はこの辺で失礼します。

『深層ディストーション』、どうぞお楽しみに!