2017年10月14日

こんばんは!66期の坂本です。

夏公演の最後のお話をしていなかったのでここで語らせて頂きます。


まずは公演を観に来て下さったお客様、本当にありがとうございました。無事に夏公演を終了させることが出来ました。

初期の方でも語った事ではありますが今回は初めての4面囲い混み舞台に挑戦しました。演出ですら初めてやる私が枷に枷を着けたような挑戦でした。

全ては手探りとイメージで始まり、積み重ねて幾度と壁にぶつかるの繰返し。役者も普段とは違う動きや客の目線に戸惑いながら私の演出に応えてくれていました。

私自身も本当に最後まで悩んでいました。見え方や意味のある動きとは何か、これでどの方面のお客様でも楽しめるのか。

しかし時は待ってはくれません。あっという間に黒部屋期間(舞台装置等を準備する期間)に入り、ゲネが開始です。この時やっと本物の舞台で演技を見ました、まだ壁は残っていました。


心残りはありましたが本番はすぐに始まってしまいました。そこで一番の壁にぶつかりました。お客様の反応が自分の考えているものとは大きく違っていたのです。勿論良い意味も悪い意味もです。そこで本番終了後役者にベースは変えずに新たな演出を付けました。


今回の公演はまだまだ面白くすることができたと思います。演出家として悔しく思うことが多々あります。しかし今回の公演で得たものもちゃんとありました。それは今年の4月に入った新たな団員、67期との関係です。


幾ら4月から共に練習をしてきたとは言え、やはり1週間に3時間強の練習では個性もやり方も互いに掴むことは難しいのです。

夏公演は長期間長時間の練習になるため、このような知る期間としては絶好です。夏公演を経て漸く互いを知ることが出来たのではと感じています。



話は長くなりましたが、今回の公演で得られたものが沢山ありました。これらを次に活かせるように互いにまた多くを知り、共に歩んでいけたらと思います。


最後に改めまして応援してくださった皆様に感謝致します。そしてこれからも見守り続けて頂きたいと思います。